カボッチャマンブログ

映画、読書の感想、悩み事、楽しかったことなどいろいろ書きます。

読書感想「言語化の魔力」第8章

おはようございます。

 

言語化の魔力、感想を書きます。

 

第8章 行動すれば悩みは消える

〇行動しないと悩みは増える

座っていると脳の働きが悪くなる。

歩きながら考えれば考えごとは解消する、歩きながら悩めば悩みごとは解消に向かう。

検索したり、本を読んだりするインプットも大切だが、行動してアウトプットしないと現実は変わらない。

まずは、「行動しないから悩みが消えない、行動すれば悩みは消える」と自分に言い聞かせる。

 

1 整える~睡眠、運動、朝散歩、リラックス

〇切り替えられない原因は「脳疲労

疲労:脳の前頭前野疲労し、セロトニンが減少している状態。心配事がある、仕事が忙しい、睡眠がとれないなどの状態が1~2週間続けば誰でも脳疲労になる。

脳の扁桃体が興奮すると不安、心配、恐怖の感情が生まれる。

脳の前頭前野扁桃体をコントロールしているが、脳疲労になるとコントロールがきかなくなり、不安に思わなくてもいいことに対しても不安を感じたり、何かにずっと心配している状態になってしまう。

悩み→脳疲労→視座転換・言語化・行動化ができなくなる→悩みが深刻化

の悪循環に陥る。

悩みを解消するためには「心と身体を整える」ことが必要。

 

〇脳疲労を解消する方法

睡眠、運動、朝散歩、リラックス

・質の良い睡眠を1日7時間以上とる

・運動は1日20分の早歩きに加えて、45分以上の中強度の運動を週に2、3回行う

・朝散歩をして、セロトニンを活性化させ、体内時計を整える

・規則正しい生活をする、夜更かしをやめる

 

まずは「朝散歩」

セロトニンは、太陽に光を浴びる、リズム運動、咀嚼によって活性化する。

疲労は放置すると、うつ病などのメンタル疾患に進行し、治りづらくなる。

軽い脳疲労なら生活習慣の改善で良くなる。

 

整っていない人の徴候チェックリスト

□すぐに不安、心配が湧き上がる

□ネガティブな考えを振り払えない、切り替えられない

□うっかりミス、物忘れが多い

□朝起きるのがつらい、仕事に行きたくない

□考えが堂々巡りする

□イライラする、怒りっぽい、キレやすい

□夜グッスリ眠れない、眠気が出ない、何度も目が覚める

□日中に眠気がある

□異常に食欲があってコントロールできない

□ゲームやドラマなどをやめられない

□飲酒量、喫煙量が多い

 

2 「行動できない」を「できる」に変える

まずは変えられる部分、できることからやっていく。

直面した悩み、問題に関連してやれることは必ずある。

 

〇今やれることに集中する

多くの人が今やれないことを心配して、時間とエネルギーを消耗する。

今やれることに集中する。今やれないことは保留でいい。余裕ができたら考え、行動する。

 

〇行動すると不安が消える

扁桃体の役割は危険を察知すること。

行動することで扁桃体の興奮が鎮静する。

脳の仕組みとして行動を起こせば不安は収まる。何もしなければ不安、恐怖は強まる。

 

〇未来の不安を消す言葉

そうならないために

・今できることは?

・今日できることは?

・自分ができることは?

 

3 悩み解消のためにやめること

①誤読、不安を集める読み方

検索や読書は悩みや不安の軽減、解消のためにとても有効な方法だが、内容を誤って理解すると不安、心配の種を増やして悩みを深めてしまう。

本読んだら感想を書くことで、読解力を高めることができる。

 

②情報過多、スマホの使い過ぎ

人間の脳は視覚情報に80~90%のリソースを使っている。

「ボーっとする」と脳のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が活発に稼働する。

DMNは、脳がスタンバイ状態になっていて、過去の経験や記憶を整理したり、これから自分の身に起こりそうなことをシミュレーションしたり、自分の置かれている状況を分析したりする。

電車やバスの移動中、仕事の休憩時間などにボーっとする時間を積極的にとることで、悩みの解消につながる。

スマホを使ってばかりいると情報が入ってくるばかりで脳が疲れてしまう。少なくとも寝る2時間前はスマホに触らない方がいい。

 

③夜更かし

必要なのは興奮よりもリラックス

ストレスがかかっている人ほど、夜遅くまでゲームをしたり、ドラマを見たりしている。

夜更かしして体内時計がずれると、メンタルだけでなく、生活習慣病のリスクも上がる。

毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる、睡眠時間は7時間以上とる、規則正しい生活が大切。

 

④多量の飲酒

飲酒すると睡眠が浅くなる。

毎日飲酒していると、ストレスホルモンが増加する。

飲酒するとストレス解消になるは間違い。

まずは、週1日休肝日(お酒を全く飲まない日)を作ることから。

 

⑤ネガティブ注目

1日の中で10個あった出来事のうち、5個はポジティブなこと、残りの5個はネガティブなこと、だった場合に、1日の終わりに今日あった3つのことを思い出したときにポジティブなことを思い出した人は幸せになるが、ネガティブなことを思い出した人は不幸になる。

同じことが起きても、どちらに注目するかで人生の幸福度が変わる。

寝る前に今日あったポジティブなことを3つ書く3行ポジティブ日記を書いて、1日を終える。1か月続けるとネガティブ注目が改善される。

 

〇ネガティブをポジティブに切り替える言葉

①とはいえ

絶対無理!!とはいえ、やれる範囲でやってみよう

②それはそれとして

どうしていいか分からない!!それはそれとして対処法を調べてみるか

③でも(それでも)

俺ってダメな人間!!でも今回だけはやってやる

 

【感想】

整っていない人の徴候チェックリストのほとんどに当てはまりました・・・。太陽が昇る頃に出勤するので、今の季節は朝散歩は難しいなと思いました。通勤で歩くのでそれでヨシとします。

寝る2時間前のスマホをやめる、3行ポジティブ日記を書く、というのは今日からできるのでやってみます。それで睡眠が改善されるならやらない理由がありません。

先のことばかり考えて不安になることが良くあります。今できることを一つ一つやっていくしかないですし、そうやっていれば、前に進んでいる感を得られて、少しずつやる気が出てくるかもしれません。

よくよく考えると、本当にボーっとする時間がなくなったように思います。スマホがあるとLINEがきたり、メールが届いたり、休みの日でも仕事の電話がかかってきたり、SNSを開けばセンセーショナルなニュースが話題になっていたり、自分よりも幸せそうに人生を送っている人の写真がいっぱいあったり、それに一喜一憂して疲れて・・・。ボーっとする時間を意識して作ることが悩みの解消につながるなら、そんな簡単なことはないな、と思いましたが、スマホが手元にあるとどうしても手が伸びてしまったりすんですよね。スマホを物理的に離れたところに置くしかないんでしょうか。

ボーっとするなんてもったいないと思っていましたが、脳の働き的にも重要であることがわかりました。仕事帰りの電車の中でボーっとすることから始めてみます。

 

それでは。

読書感想「言語化の魔力」第7章

おはようございます。

 

残すところあと3章となりました。

今回も言語化の魔力の感想を書きます。

 

第7章 言語化する勇気をもつ

【概要】

1 相談できれば楽になる

相談できない症候群:不安なことがあるのに相談できない

うつ病の人が主治医に相談できない、仕事での悩みを上司に相談できない。

 

何日も悩んでいた問題も上司や先輩、専門家に相談すれば、すぐに解決するか、解決法を示してもらえることが多い。

相談できない、相談しづらいことを理由に放置するのは時間の無駄。

相談しないで放置した結果、上司に怒られる、会社での評価が下がる、というネガティブな結果を招く。

 

〇自己開示する勇気

自己開示:他の人に話したことがないような「自分の大切な秘密」を相手に明かすこと。

相談できないのは、相談することが自己開示だから。否定されたらどうしよう、受け入れられなかったらどうしよう、と考えてしまう。

自己開示の返報性:自己開示してくれた人には自分も自己開示したくなる

 

〇相談する勇気をもつ

相手に嫌な顔をされても、拒絶されたとしても、相手が相談に乗ってくれなかったという状況は、相談しなかったのと同じ。

相談された側は少なからず嬉しいと思う。

必ず周りに大切に思ってくれる人、心配してくれる人、支えてくれる人がいる。

 

☆相談できる友達を最低1人もつことが大切

 

2 ガスを抜くと楽になる

「相談する」ことを「深刻なことを相談」するととらえているから、ハードルが上がる。

困った問題、悩みを放置すると少しずつ「ストレス」や「つらい、苦しいというネガティブ感情」が蓄積する。

相談ではなく、ガス抜きをすれば良いと考える。

ガス抜き:思っていること、感じていることをそのまま話すこと

 

相談する目的を、悩みや問題を解決することと考えなくて良い。

 

〇やってはいけないガス抜き

①悪口

2週間以内に同じ話を3回以上話すと記憶に固定される。

ネガティブな感情はガス抜きによって「流す」べきであって、「強化」してはいけない。

②ネガティブ体験の反復

苦しい体験を何度も話すと強烈な記憶になる。

何度も話すことで自分で悩みを作り出している。

③自己卑下

「自分はダメだ」「自分はできない」という自己卑下の言葉は、自分の無意識の中に蓄積する。

ガス抜きするときに自己卑下ワードを使うのはNG。

今までにたまった無意識の中にあるゴミは、ポジティブな言葉(自分はできる、今の自分は最高、今のままの自分でいい)で浄化できる。

 

〇すぐ切り替えられる人、いつまでも引きずる人

ネガティブなことを1回話して終わりにする人は上手く切り替えられる

→1つのことに対するガス抜きは1回だけにする

 

〇ガス抜きの「話し方」のコツ

①気楽に話す:かしこまりすぎない

②解決しなくていい:ただ、話すだけ

③悩みは小さいうちに流していく:深刻化すると話しづらい

④深刻にならない:笑い、ユーモア、明るい雰囲気

⑤できる範囲で自己開示する:自己開示に癒しの効果がある

⑥気楽に話せる友人を1人以上持つ:信頼関係を築く

⑦元気な状態でガス抜きする:脳疲労、病気になる前の段階で

 

〇ガス抜きの「聞き方」のコツ

①聞くことに専念する:傾聴する。聞く・話すの割合は9対1

②助言、アドバイスをするほど嫌がれる

③共感を示す言葉を言う:「大変だね」「私もそう思う」

④非言語コミュニケーションを意識:相槌、アイコンタクト、同意・共感の仕草

⑤気楽に話せる雰囲気:リラックスできる場、関係性。雑談、立ち話OK

⑥フラット(水平)な関係:上司、先輩といった上から目線で聞かない

 

〇過去を忘れる方法「これにて一件落着」

ツァイガルニック効果:人は目標が完了していないタスクの方を完了したタスクよりもよく覚えている

→一件落着したことは忘れやすい。継続案件は忘れない。

 

彼氏・彼女からフラれた

→写真をすべて削除する、SNSをブロックする

 

大切な人との死別

→写真や思い出の品を捨てることはできない。そういう場合は、感謝の手紙を書く。

 

〇友達は1人いればいい

3人に1人は友達がいない

 

〇友達を作る方法

普段の雑談の中から共通点を見つけて接触頻度を上げていけば自然に仲良くなる(=ザイオンス効果)

例:スポーツ、出身地、食べ物、音楽

 

〇最高の共感トレーニン

悩みを聞いてもらうのも大切だが、相手の悩みを聞いてあげるのも大切

相手の悩みを聞いてあげるだけで共感力が高まる

 

3 「書く」だけで楽になる

〇「相談する人がいない」の最終解消法

ノートとペンを用意して悩みを書きだす。

書き出しているうちに頭が整理され感情も整理される。

自分の悩みを簡潔明瞭にまとめるのは難しい。

日記のように書く言語化によって自己洞察力が高まるし、ストレスも軽減できる。

 

〇筆記表現法(エクスプレシッブ・ライティング)

・書くタイミングはいつでもいい

・その日にあった、ストレスを感じたできごとや、その時の感情について書く

・紙に手書きで書く

・書いた日時を書く

・感情をできるだけ詳細に書く

・字は下手でもいい

・ポジティブなできごと、ネガティブなできごと、何を書いてもいい

・時間は15~20分(5分以下でもいい)

・できるだけ習慣化する

※注意点

・ネガティブなことは1回きりにする

・ポジティブなことが多い人は寝る直前、ネガティブなことが多い人は寝る2時間前

・ネガティブが先、ポジティブが後

 

〇3行ポジティブ日記

①寝る前、寝巻に着替えて、洗顔、歯磨きなどを済ませる。

②寝る直前に「今日あった楽しかったできごと」を3つ思い出し、それぞれ1行ずつノートに書く。

③長く書きたい人は書いてもいいが、あまり長文で書くと睡眠にマイナスになるのでほどほどに。

④書いたらすぐに、その「今日あった楽しかったできごと」をイメージしながら布団に入り、楽しいイメージのまま眠りにつく。ネガティブなこと、余計なことは考えない。

 

文章が下手でもいい。言葉にして出すことが大切。

3か月くらい続ければ慣れてきて、言語化する力が向上する。

 

【感想】

相談することは、問題を解決するためだと思っていました。自分の悩みをただ聞いてもらっただけなのに、気持ちが軽くなった経験が確かにあります。気持ちが軽くなったことで自分で解決法を見つけることができたこともあります。

こんなことを人に相談していいのかな・・・と思っている間に時間だけが過ぎてしまいます。仕事のことならなおさらそんなことで悩まずに相談してしまうのが楽になることにつながると思います。上司はそのためにいると思ってもいいと思います。

話しにくければ、紙に書くだけでもいいなんて、今日からすぐに実践できそうです。

エクスプレッシブ・ライティングも仕事帰りの電車やバスの中でやることもできそうです。3行ポジティブ日記なら、本当に誰でも今日からできると思います。

読書感想「言語化の魔力」第6章

おはようございます。

 

前回に引き続き、言語化の魔力の感想を書きます。

 

第6章 言葉にすれば悩みは消える(言語化その1)

【概要】

1 言語化の凄いメリット

〇話せないことが最大のストレス

言葉にするだけでストレスは抜けていく

言語化で悩みが見える化できる

言葉にするだけで「無意識」が「意識」に変わる

 

2 書いて話せば脳が軽くなる

〇なぜ悩みは堂々巡りするのか

脳の中で同時に処理できるのは3つまで

脳の中に3つトレイがあってそこで作業するイメージ

その作業領域をワーキングメモリという

※頭の良い人(=作業記憶の良い人、頭の回転が早い人)はトレイが4つある

悩みを抱えている人はトレイが減っている

その状態で頭の中で考えていてもワーキングメモリがいっぱいでどうしたらよいか分からなくなる

 

〇脳で悩むな、手で悩め

悩みをノートに書きだすことで、脳の負担が軽くなり、じっくりと考えることができる

 

〇「外化」で気分はスッキリ

外化:文章や図形など頭の中にある考えを外に出すこと

外化には、客観視できる、他人と共有できる、忘れないなどのメリットがある

TO DOリストを作ったり、スケジュール帳に書いたり、ひらめいたことをメモするのも外化のひとつ

 

言語化のメリット

①悩みの可視化:見える化、取り扱い可能、自己客観視できる

②整理される:分析、自己解決可能、「どうしていいかわからない」からの脱却

③外化:棚卸、脳が軽くなる、ワーキングメモリの開放

④ガス抜き:心が軽くなる、ストレス解消

⑤共有可能、伝わる:コミュニケーション、共感による癒し

⑥行動化:行動が促される、言葉を変えると行動が変わる

 

言語化とアウトプット

アウトプット=言語化+行動化

言語化:頭の中にある「悩み」「苦しみ」「モヤモヤ」を言葉にして吐き出していく

 

3 共感で心が軽くなる

言語化して外化することで、情報を他人と共有できる

言語化できないとは、説明できないということ、それがストレスになる

 

〇話すだけで癒される理由

誰かに悩みを話し共感してもらえると、オキシトシンが分泌される

オキシトシンの効果

①ストレス解消効果:ストレスホルモン「コルチゾール」が低下する

②リラックス効果:副交感神経を優位にし、血圧や心拍数が低下する

③不安の減少効果:偏桃体の興奮を鎮め、不安を取り除く

④抗うつ効果:「うつ」を予防する。うつ状態の人はオキシトシンの分泌が少ない

⑤ストレスから脳を守る効果:海馬を攻撃するコルチゾールの分泌を抑える

 

オキシトシンは「愛とつながり」のホルモン

信頼できる人、安心できる人との関係の中でたくさん分泌される

悩みを言語化し、話す、それが共有され、共感されると癒しになる

 

【感想】

ノートに書きだす、それだけのことで悩みが軽くなるなんて・・・と思いましたが、実際やってみると本当にそうなりました。自分がどんなことを悩んでいるのかが分かり、じゃあ対処法を調べれば良いじゃんと気付き、あとはやるべきことをやるだけ。そんな当たり前のことに気付くキッカケになるのが、書きだすということなのでしょう。

後半にある人に話す、というのも効果が大きいのは分かります。話すだけで気持ちが楽になるし、分かってもらえたという安心感も得られます。近くに家族や友達、パートナーがいる人はその方が良いかもしれません。私は独身で、一人暮らしなので、誰かと会ってというのは少し難しいというのが本音です。今は電話ですぐに話せるし、LINEのようなメッセージをやりとりする方法もたくさんあるので、ハードルはとても低いと思います。

今書いているブログも、悩みではありませんが、頭の中を整理するという点においてはとても役に立っています。誰かに見てほしいというわけではなく、あくまで自分のため。そう考えると気楽に続けられますし、書いたときの自分の心境を振り返ったときに、あーあのときはあんなことで悩んでたんだとか、思い出すことができて面白いです。

読書感想「言語化の魔力」第5章

こんばんは。

前回に引き続き言語化の魔力の感想を書きます。

 

第5章 自分だけで悩まない(視座転換その2)

【概要】

1 他人の視座で見る

1人で1週間悩んだらそれ以上は無駄

自分1人で頑張ることは「美徳」ではなく「時間の無駄」

相談しよう、検索しよう

 

2 他人になりきる

空想や妄想で良いから、自分の尊敬しているになりきって考えてみる

 

〇他人の視座に転換する質問

・〇〇ならどうする?:他人の行動、思考パターンをシミュレーションしてみる

・なぜ〇〇は××したのか:相手になりきって、相手の感情、気持ちを想像してみる

・もし自分がその立場ならどうした:状況を再現して(想像して)改めてニュートラルに観察する

 

3 未来の視座をもつ

①今できなくていい

最後にクリアできればいい。

試験勉強、仕事のプロジェクト、今できなくても〇か月後、〇年後、にできるようになっていればいい。

 

②時間を味方につける

・様子を見ながら待つ

・「様子を見る」のはいいこと

・時間をおく

病院にかかってもすぐに治らない病気、失恋したときの悲しみ、家族やペットとの死別など時間をおくことで解消する。

時間をおくことで

・思考の整理:じっくり考える時間をもてる

・感情の整理:感情が整理される

・効果が現れるまでの期間:足踏み状態を乗り越える

・忘れる:辛いできごとも時間とともに忘れる

 

③未来の仲間を信じる

自分1人でできなくても仲間と力を合わせればなんとかなる

 

〇未来の視座を得る質問

「〇か月後(〇年後)に△△を達成するために今すべきことは?」

自分にはできないと最初からあきらめない

未来の視座を持って半年後、1年後の自分を信じてみる

半年後、1年後から逆算して今すべきこと(TO DO)を明確にする

 

【感想】

何となく日本人は、自分1人で解決することが素晴らしいことと考える傾向にある気がします。何でも自分でできることが偉いみたいな。確かにできたらスゴイと思いますけど、一人でできることなんて限界がありますし、会社に勤めていれば自分の成果の前に会社全体として利益を上げられるかを考えなければなりません。そんな時、自分の評価を気にして結果が出なければ本末転倒です。それなら、他人を頼って結果を出した方がよっぽど会社のためになります。

現状ではできないことでも、半年後、1年後ならできるかもしれないのに、今の自分の能力でできるできないを判断して、チャレンジしないのはもったいないですね。仕事なら他のひとにも迷惑をかけるのでまだしも、プライベートならチャレンジしてみてダメでも誰にも言わなければ知られることもありませんし、お金と時間を失ってしまいますが、チャレンジした経験は残ります。

少し先の自分を信じてみるのは難しいですが、もしダメだったとしてもダメージの少ないところから始めてみれば、案外大丈夫じゃんと気付けるかもしれません。

読書感想「言語化の魔力」第4章

おはようございます。

 

前回に引き続き、言語化の魔力の感想を書きます。

 

第4章 見方を変えれば楽になる(視座転換その1)

【概要】

「考え方」を切り替えるだけで悩みの大部分は解消する。

視座の転換:悩んで凝り固まった見方を変えて考え方を切り替えること

 

1 視座を変えると景色が変わる

人は情報不足によって不安になり、不安になると視野が狭くなる。そんなときに視座転換が必要。

 

目の前に高い壁があるどうしよう

・少し離れたところから見る

→一部に穴が開いていて、そこから通れることに気付く

・ドローンを使って高いところから見る

→横にしばらく進めばそこで壁が終わっていることに気付く

・誰かに相談する

→ハシゴをかければ越えられることに気付く

 

〇簡単に視座転換する言葉「別の方法は?」

今日中に提出しなければならない書類がある

→他人の力を借りる、締め切りを伸ばしてもらう、上司に相談する

 

2 意識すべき3つの視座

ニュートラル(中立)で見る

間違ったポジティブ思考

→ただの楽天主義

真のポジティブ思考

→先入観を外し、感情的にもならない。根拠、証拠を集め、現状を分析し、冷静に判断・行動する。クールに前向きな可能性を模索していく。

 

間違った自己肯定感

→自信に満ち溢れている

真の自己肯定感

→何か失敗をしたときに「こんな失敗をした自分はなんてダメなんだ。でもそんなダメな自分も自分なんだ」と受け入れ、肯定する

 

ニュートラルとは

・感情に振り回されて一喜一憂しない

・1つの情報に踊らされず、データを集め、先入観や偏見を取り除く

・部分ではなく、全体を見て判断する

・中立的に判断、行動する

・すぐに諦めずに、冷静に観察しながら、粘り強く続けていく

 

〇先入観が判断をゆがめる「認知バイアス

認知バイアス:思考の偏りや思い込みによって合理的でない判断をしてしまうこと

 

〇事実と感情を分ける

激しい感情が沸き上がると冷静に判断できなくなる。

 

②ロングショットで見る

全体を俯瞰して判断すれば、より正しい判断ができるし、チャンスを見逃さない。

小さいことをクローズアップするのはその後で良い。

心理的視野狭窄:追い詰められたときに1つの考えにとらわれてしまい、周囲の事柄に考えが及ばなくなってしまうこと

 

〇とりあえず動きながら考える

100段ある階段を下から見上げて、これは無理、と決めてしまうのではなく、とりあえず10段登ってみて、そこでやっぱり無理だと思ったら引き返せば良い。登り始めたら楽しくなるかもしれないし、違った景色が見えるかもしれない。

 

③極端な考えを手放す

〇0/100思考は人を不幸にする

ニュートラルに考えられないとは、考え方が極端ということ。

成功か失敗か、黒か白か、善か悪かの二分思考だとコントロールできない感が強まりストレスを抱えやすい。

 

〇0/100から脱却すると選択肢が増える

好きな人がいたときに告白するかしないか、ではなく、とりあえずご飯に誘う、旅行にいったお土産を他の人とは違うものを渡すなど、他の選択肢を試す。

 

3 「普通」をいれると楽になる

人間の脳の仕組みとしてポジティブなことよりネガティブなことに引っ張られやすくなっているため、ネガティブ思考を簡単にやめられない。

普通という選択肢を加えることで

ネガティブ思考を回避できる。

良い・悪い→良い・普通・悪い

好き・嫌い→好き・普通・嫌い

0か100→65や70もアリ

 

〇みんな同じ劣等感を持っている

人前で話すのが得意じゃない、職場の人間関係で悩んでいる、などの悩みは多くの人がもっている。

→自分だけが悩んでいるわけじゃない、むしろ悩みを持っていることは普通で、多数派だから、自分を責める必要はない

 

【感想】

悩んでいるときは、中々問題を俯瞰してみることができませんよね。他人のことならすぐに、こうすれば良いのに、とか、そんなに深刻に考えることじゃない、とか、言ってあげられるのに、いざ自分のことになるとそれが難しくなるんですよね。大体そういうときは感情に支配されていて、事実を間違って捉えていたり、事実が見えていなかったりするんです。他人から言われて初めてそれに気づく。そんな経験を何回もしてきましたが、中々直せません。すぐに直そうとしなくても、そんな方法もあるということに気付けるように少しでもなれれば良いですかね。自分の悪いところもあると受け入れて、それで良いと思うようにしようと思います。自分の欠点を中々直せないという悩みもきっと私だけじゃなく多くの人が抱えているのだと思います。

私は0/100思考の人間です。スポーツをやっても勝たなければ意味がないと思うし、テストで95点をとっても、間違えた5点が気になって、100点をとれなかった自分を責めます。仕事でも10個のうち9個は順調に進んで1個が上手くいかなかったとき、はその1個にばかり気を巡らせてしまって、自分を責めます。9個に目を向けたり、失敗した1個の反省点を振り返り次に生かせば良いだけなんですけど、そのときになると中々それが実行できないんですよね。0か100かで考えずに、何点だったかを冷静に考えて、それで良いんだと受け入れられれば、人生がもっと楽になる気がします。他人と関わるときも好きか嫌いか、自分と合うか合わないか、の線引きをしてしまいますが、これからは「普通」という選択肢を入れてみようと思います。

悩んでるのは自分だけじゃない、確かにそうじゃなかったら世の中に自己啓発本がこんなにあるわけないと思いました。悩んでいるときは、どうしても、何で自分ばっかり・・・となってしまいがち。そこで、一つ、自分だけじゃないと気付けるだけでも気持ちが楽になれそうです。

読書感想「言語化の魔力」第3章

こんばんは。

 

前回に引き続き、言語化の魔力の感想を書きます。

 

第3章 悩みを解消する3つの方法

【概要】

1 「対処法の検索」で悩みは消える

対処法を検索するだけで、「どうしようもない」コントロール不能な状況を「なんとかなる」コントロール可能な状況に変えることができる。

対処法を検索することでやるべきことが分かったり、方針が決まったり、先行きが見えたりする。悩みの原因は変わっていないのに気持ちが楽になる。

悩みの深い人は検索することすら忘れてしまう。ほとんどの人がスマホを持っているのだから、悩みが出たら、検索する。

 

2 「スルー力」で悩みは消える

ストレスを我慢してはいけない。ストレスに耐える力を身に付けるのではなく、レジリエンス(心のしなやかさ)を身に付け、ストレスをかわしたり、受け流したりすることが大切。

スルー力を高める3つの言葉

すぐにはできなくても、練習すれば少しずつスルー力を高めることができる。

①「へー」

嫌味や悪口を言う人は、言われた相手が不快になっているのを見て楽しんでいる。「へー」というだけだと、言った側は面白くないので去っていく

②「そんな人もいる」

世の中にはいろいろな人がいるから、少しくらい何か言われたことを気にしなくて良い。相手から攻撃されたとき、不条理なことを言われたときは「そんな人もいる」と思って流す。

③「ありがとうございます」

上司、先輩には「へー」は言えない。そんなときには「ありがとうございます」という。「ありがとうございます」と言われて不快になる人はいない。相手をにらんだり、言い返したりすると関係が悪化するだけ。

 

3 「悩みの再設定」で悩みは消える

地震が起きたらどうしよう

地震がおきるのが不安なのではなく、地震が起きて家具が倒れて来たり、日常生活に支障が出ることが不安

→家具にツッパリ棒をする、非常用の水や食料を備蓄する、避難場所を確認する、など対策する

 

身長が低いから彼女ができない

→身長が低いことではなく、彼女ができないことが悩み

→身だしなみを整える、人に優しく接する、仕事で成果を出して収入を上げる、などほかの面で他人より優れたところをもつ

 

悩みを再設定する3つの質問

自分にとっての「最も重要な悩み」、「本質的な悩み」に気付くことができる。

①本当に困っていることは何ですか

②その悩みが解決すると満足しますか

③その悩みが解消されると幸せになれますか

 

幸せになる質問

①3つの願いをなんでも叶えてくれるとしたらその悩みを解消しますか

②どんな願いでも3つ叶います。あなたの願いを3つ書いてみましょう

 

【感想】

悩んでいるときは、どうしようと立ち止まってしまって、辛くなる。そんなときは対処法を調べて、やるべきことをハッキリさせる、そんな当たり前のことが、いざ悩み始めるとできなくなってしまうんですよね。ネットで調べたり、誰かに聞いたりして、なんだそんなことだったのか、と気付くことが結構あります。大事なのは、そのことに気付くこと。

ストレスは我慢して耐えるものだと思っていました。そもそもストレスを受けなければダメージにならなくて済みます。わざわざ真っ向から受ける必要なんてないんです。スルー力を高める3つの言葉を実践していこうと思います。

悩みの本質が見えなくなっていることってよくありますよね。本質が見えてやるべきとがわかって、それをやりきればある程度安心して、気づいたら悩みじゃなくなることもありますね。

 

今日はここまで。

それでは。

読書感想「言語化の魔力」第1章~第2章

こんにちは。

 

樺沢紫苑先生の「言語化の魔力」を読んだので感想を書きます。

と、いつものように書き始めましたが、まだ全部で9章(1~8、最終章)あるうちの1,2章しかまとめられていないため、とりあえず、そこまでにします。

 

私は、樺沢先生の本をこれまでもたくさん読んできました。樺沢先生の本は、いろいろな悩みについて、具体的にどうしたらよいかを事例を挙げながら解説されているため、とてもわかりやすいと私は思います。

 

それでは本題へ。

 

第1章 悩みは解決するな

【概要】

〇悩みの特徴

①つらい、苦しい:ネガティブ感情

②どうしよう:対処法がわからない

③どうしようもない:停滞、思考停止

 

〇悩みは解決しなくて良い、解消すれば良い

悩みの原因を取り除くのは難しい。

やれることをやっていく中でー10がー9になれば前進していることを実感できて、状況が改善する。

 

〇悩みのメリット

①人生のスパイス

困難なこと、トラブルが全くなければ人生はつまらない

②心の筋力トレーニン

日常生活ではかからない負荷をかけることで自己成長する

③成長の道しるべ

悩みは自分の短所、欠点、不十分なところに関連して起きる。自分の成長のチャンス

 

成長とは

昨日できなかったことが今日できるようになっている、新しいことが昨日より早く(効率よく)できているようになること

 

【感想】

スタートから衝撃を受けました。悩みを解決するためにどうしたらよいかが書いてあると思って、この本を読んだからです。ただ、言われてみて確かにそうだなと思いました。悩みが解決できないからまたさらに悩んで・・・という悪循環に陥って、辛くなっていました。そもそも解決することを目標にしてしまうのが間違っていたと気付くことができたのは、心が救われたようでした。

少しでも前に進んでいるのが実感できれば、希望を持って次に取り組めるし、辛いという気持ちが残っていても行動する元気は残ると思います。

悩みなんてない方が良いと思っていましたが、悩むことで自分が成長するのは間違いないと思います。悩んでいるときは確かにつらいことばかりですが、今振り返ると、協力してくれる人とのつながり、なんとなったという自分への自信、ほかの人が悩んでいたら協力したいという気持ちを得られること、色々な学びがあったと思います。

 

第2章 悩みを分析する3つの軸

【概要】

1 コントロール

どうにもならないことが最も大きなストレス

同じこと(例えば仕事)をやっても、自分がコントロールできるかどうかで感じ方が違う

 

〇コントロール感を取り戻す3つの言葉

①なんとかなるさ

人間は危険を察知すると脳の扁桃体から危ない!気を付けろ!と警告が出る

脳の前頭前野から扁桃体に言葉が流れると扁桃体の興奮が抑制される

 

②できる

本当は無理だと思っても「できる」と言うとドーパミンが放出され、注意力、集中力、記憶力が増強され、パフォーマンスが上がる

「できる」より「できた」の方が効果が大きい

自分が達成したときの状況を想像しながら言うのが良い

 

③やれることをやれる範囲でやっていく

高すぎる目標は百害あって一利なし

無理をすれば心や体を壊す

原点回帰してやれることをやっていくしかない

 

〇コントロール感を失う言ってはいけない言葉

無理、もうダメだ、あーどうしよう

 

2 時間軸

過去のことを後悔したり、将来のことを不安に思って悩んだときは、今にフォーカスすることが大切

過去の失敗:それはそれとして今できることは何か?

将来の不安:そうならないために今できることは何か?

 

3 自分軸

過去と他人は変えられない

今悩んでいることは自分の悩みか、それとも他人の悩みか

自分の行動によって状況を改善できるように悩みの設定を変える

 

【感想】

過去の失敗を引きずったり、起きるかどうかもわからない将来のことを考えて不安になったりすることがよくあります。考えても仕方がないのにずっと考えてしまいます。考えないようにしようとしても、中々難しい、そんなとき、この3つの軸で今の悩みを紙に書くとやるべきことが見えてきて、その行動をやり終えると、なんだかスッキリします。何で悩んでいたのか不思議なくらいに思うこともあります。悩んでも仕方がないじゃんと本気で気付けることもあります。他人にどういわれても気になって仕方がない場合にはやっぱり自分で行動して納得するしかないんです。

その方法の1つとして、この3つの軸で考えるのはとても有効なものだと思います。

 

ひとまず今日はここまで。

また続きを書きます。