こんばんは。
今日は攻殻機動隊について書きます。
男子なら必ず一度は通った道だと思います。
私が初めて攻殻機動隊を見たのは、テレビアニメシリーズでした。
Stand Alone Complex、S.A.C 2nd GIGの2つを見たとき、私は大学生でした。
義体が一般的になっていて、脳を乗せ換えて生きていくという発想にスゴイ衝撃を受けました。
光学迷彩、電脳戦・・・いろいろなものが新鮮でした。
私が生きている間には実現されないかもしれないけど、いつか実現されるのかな、なんて思いながら見ていました。
SFの中に銃撃戦もあって、もう毎回毎回見ていて本当に楽しかったです。
少佐、バトー、トグサ、出てくるキャラクター全員が個性的でそれぞれこだわりがあって、それぞれが活躍する分野が違うというか、見ていて本当に楽しかったです。
そんな私が社会人になって、押井守監督のアニメ映画版の攻殻機動隊を見たとき、それはもう、テレビアニメシリーズの感動を超えていました。
作品が作られた年代が違うので、そのまま比べるのはちょっとおかしいかもしれませんが、かなり衝撃的でした。
そもそも設定がかなり細かいし、1993年にAIの話をしていたなんて、どういうことか理解できませんでした。当時からそんなことに興味を持って作品にしていたなんて凄すぎます。
アニメ映画を見た数か月後に私は、士郎正宗先生の漫画版の攻殻機動隊を読みました。
そしたら、今度はアニメ映画を超える面白さがありました。
設定が細かすぎるくらい綿密に決められていて、始めは漫画の余白に注釈が書かれている量が多くて、漫画の内容が入ってきませんでした。途中から最初の1回は注釈を見ずに読もうと割り切って読んでいたほどです。
この漫画が1991年の作品だっていうから、もう言葉になりません。
こんな感じで攻殻機動隊を作られたものの逆から追っていきました。
どれも面白いし、どれも奥が深いです。
便利になっていくと反対に新しい犯罪が発生したり、それまでなかった苦しみが生まれたり、良いことの裏には悪いことが付きまとうなと感じました。
目をハッキングされて幻を見せられたり、記憶を改ざんされたりなんてことが実際に起きたら怖いですね。そんなことになるなら、今のままの方が良いかもしれません。
私が今見ているものは本当に見えているものなのか、私の記憶はずっと前から続いていると思っているけど本当は毎日誰かが作っているのではないか、とか色々と考えさせられる作品だと思います。
大学生のときに見たときに、もっと早くこの作品に出会っていればと思っていましたが、今になってみると、中学生のときに見ていたら、面白さが理解できずに興味を持たなかったかもしれないから、時期的には丁度よかったのかなとも思います。
こんなに素晴らしい作品がたくさんある日本に生まれて本当に幸せだと思います。また、そんな作品を楽しむだけの経済的、時間的な余裕があること自体、とても恵まれていると感じます。
大人になってアニメや漫画なんて・・・という人もいますが、私はどう思われようとこれからもアニメや漫画を見続けます。
今日はこの辺で終わりにします。
それではまた。