カボッチャマンブログ

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「TENET テネット」映画感想

おはようございます。

 

映画「TENET テネット」の感想を書きます。

 

クリストファー・ノーラン監督の作品です。インセプションを見て、この監督の作品を他にも見てみたいと思い、見ることにしました。

 

正直に言って、全く理解できませんでした。ただ、なぜか面白いと感じました。

タイムスリップして過去に行って、何かをして未来を変えるだけならわかりやすいですが、この作品は時間が逆行するという設定になっていて、逆行する中で未来から来た人たちは順行する時間で行動するという、理解の難しい作品でした。2回、3回見れば少しは理解できるでしょうか。

 

主人公が人類の危機を救うために奮闘するアクション映画、としてみると、スゴイ作品だなと感じます。時間が逆行する中でのアクションなんて他にはないのではないでしょうか。

 

物語は特殊部隊隊員の主人公があるオペラハウスに持ち込まれた何かを回収するところから始まります。その作戦がなぜか筒抜けになっていて、主人公は捕まってしまします。捕まった主人公は拷問に耐え、薬を飲んで自殺を図ります。その薬は一時的な仮死状態になるだけで完全に死ぬことはない薬でした。自殺する覚悟を買われ、主人公は、人類滅亡の危機を救う任務「TENET」を任されます。

 

主人公はある研究所に連れていかれ、そこで逆行する銃弾を目にします。その研究所は逆行するものを研究する施設でした。

主人公はTENETが何を目的にどういうことをすれば良い任務なのか、この時点では分かっていません。

調べていくうちにアンドレイ・セイターというロシア人の大富豪に行きつきます。セイターは時間の逆行の仕組みを知っていて、自分が死んだときに世界が滅亡することを望んでいます。セイターはプルトニウムを持っていて、それを使って人類を滅亡させようとしています。主人公は、セイターからプルトニウムを奪取することが必要と知り、あの手この手で奪取を試みます。その中でのアクションシーンが面白いんですが、それに夢中になっていると、今何のために、こうなっているんだっけとなってしまいます・・・。

また、主人公と一緒に行動するニールという男は、逆行の仕組みを知っているようですが、詳しくは話さないという不思議さをもっています。いろいろな局面で主人公を助けるニールですが、秘密を隠しているようにも見えて、最後まで本当に味方なのか疑ってしまいました。

マスクをつけるシーンが結構あるのですが、それのせいで、誰が誰か分かりにくいのもこの作品の難しさだと思います。それによって後々、あーそういうことだったのね、となるので、大事なことなんですが。

セイターの妻キャットもこの作品の重要人物です。セイターとキャットはいろいろあって仲が悪く、というかセイターがキャットを脅していて、殴るシーンも出てきます。主人公はキャットを助けたいという思いをずっと持っており、最後のシーンにもそれが現れます。最後のシーンは本当に良かったです。

 

設定を理解するのがとても難しい作品でしたが、なぜか面白い、そんな作品でした。何回か見直して理解が深まればもっと楽しめる作品だと思います。

 

それでは。