カボッチャマンブログ

映画、読書の感想、悩み事、楽しかったことなどいろいろ書きます。

「言ってはいけない 残酷すぎる真実」読書感想

こんにちは。

 

今回は橘玲先生著、言ってはいけない残酷すぎる真実の感想を書きます。

 

この本は数年前に1回読んだことがありましたが、内容を覚えておらず、ふと読み返したくなり、今回読みました。

本のタイトルの通り、内容はテレビやネットニュースなどでは言ってはいけないであろう過激なものでした。過激という表現はあまりよくないかもしれません。衝撃的というのが正しいでしょうか。

 

この本では、遺伝の話がたくさん出てきます。

知能指数、容姿、精神病、犯罪性など、一般的に触れにくい分野のことを遺伝の話を絡めて展開されます。橘玲先生の私見というより、多くの研究結果、またその研究者たちの考察が多く紹介されていて、根拠のある内容になっています。

アルコール中毒は遺伝する、精神病は遺伝する、犯罪は遺伝する、なんてことは少なくとも義務教育では教わらないことだと思います。

運動が苦手な子がいれば親が運動音痴なんだ、とか、歌が下手な子がいれば親が音痴なんだ、とかはまだ許されるかもしれませんが、勉強が苦手な子に対して親がバカだからだ、なんてことは絶対に言わないでしょう。

学校の先生の子供は頭がいい、スポーツ選手の子は運動ができる、のようにプラスのことは遺伝について積極的に話に出すのに、マイナスのことはあまり言わないのは、よく考えるとおかしいですよね。マイナス面の原因を遺伝によるものとすると、努力することが無駄になっていると言っているのと近しいからでしょうか。といった疑問をこの本は投げかけてきます。

読み進めるたびに、確かにそうだよなと思う場面に出会います。

他にも、容姿についての話もあります。美人とブスの収入の差の話、顔の形の違いによる性質の違いの話、など面白い話がたくさんあります。

性的な話もたくさん出てきます。公の場で言ったら、非難を浴びること間違いなしの話がたくさん出てきます。そういう話は真新しいですし、誰も言わないからこその面白さがあるし、また、そういったことから目をそらさずにきちんと勉強する必要があるなと気付かされることもあります。

2016年に発売された本で、電子書籍でみることもできますし、古本屋に行けば110円で買えます。一度読んで損はないと思います。内容を受け入れられない人もいると思います。読む時の気分を選ぶ本だとも思います。読んでいて気持ちの良いものではありませんが、勉強になるし、新しい考え方を知ることができる素晴らしい本だと思います。

ぜひ皆さんも一度読んでみてください。

 

それでは。