おはようございます。
前回に引き続き、言語化の魔力の感想を書きます。
第6章 言葉にすれば悩みは消える(言語化その1)
【概要】
1 言語化の凄いメリット
〇話せないことが最大のストレス
言葉にするだけでストレスは抜けていく
言葉にするだけで「無意識」が「意識」に変わる
2 書いて話せば脳が軽くなる
〇なぜ悩みは堂々巡りするのか
脳の中で同時に処理できるのは3つまで
脳の中に3つトレイがあってそこで作業するイメージ
その作業領域をワーキングメモリという
※頭の良い人(=作業記憶の良い人、頭の回転が早い人)はトレイが4つある
悩みを抱えている人はトレイが減っている
その状態で頭の中で考えていてもワーキングメモリがいっぱいでどうしたらよいか分からなくなる
〇脳で悩むな、手で悩め
悩みをノートに書きだすことで、脳の負担が軽くなり、じっくりと考えることができる
〇「外化」で気分はスッキリ
外化:文章や図形など頭の中にある考えを外に出すこと
外化には、客観視できる、他人と共有できる、忘れないなどのメリットがある
TO DOリストを作ったり、スケジュール帳に書いたり、ひらめいたことをメモするのも外化のひとつ
〇言語化のメリット
①悩みの可視化:見える化、取り扱い可能、自己客観視できる
②整理される:分析、自己解決可能、「どうしていいかわからない」からの脱却
③外化:棚卸、脳が軽くなる、ワーキングメモリの開放
④ガス抜き:心が軽くなる、ストレス解消
⑤共有可能、伝わる:コミュニケーション、共感による癒し
⑥行動化:行動が促される、言葉を変えると行動が変わる
〇言語化とアウトプット
アウトプット=言語化+行動化
言語化:頭の中にある「悩み」「苦しみ」「モヤモヤ」を言葉にして吐き出していく
3 共感で心が軽くなる
言語化して外化することで、情報を他人と共有できる
言語化できないとは、説明できないということ、それがストレスになる
〇話すだけで癒される理由
誰かに悩みを話し共感してもらえると、オキシトシンが分泌される
オキシトシンの効果
①ストレス解消効果:ストレスホルモン「コルチゾール」が低下する
②リラックス効果:副交感神経を優位にし、血圧や心拍数が低下する
③不安の減少効果:偏桃体の興奮を鎮め、不安を取り除く
④抗うつ効果:「うつ」を予防する。うつ状態の人はオキシトシンの分泌が少ない
⑤ストレスから脳を守る効果:海馬を攻撃するコルチゾールの分泌を抑える
オキシトシンは「愛とつながり」のホルモン
信頼できる人、安心できる人との関係の中でたくさん分泌される
悩みを言語化し、話す、それが共有され、共感されると癒しになる
【感想】
ノートに書きだす、それだけのことで悩みが軽くなるなんて・・・と思いましたが、実際やってみると本当にそうなりました。自分がどんなことを悩んでいるのかが分かり、じゃあ対処法を調べれば良いじゃんと気付き、あとはやるべきことをやるだけ。そんな当たり前のことに気付くキッカケになるのが、書きだすということなのでしょう。
後半にある人に話す、というのも効果が大きいのは分かります。話すだけで気持ちが楽になるし、分かってもらえたという安心感も得られます。近くに家族や友達、パートナーがいる人はその方が良いかもしれません。私は独身で、一人暮らしなので、誰かと会ってというのは少し難しいというのが本音です。今は電話ですぐに話せるし、LINEのようなメッセージをやりとりする方法もたくさんあるので、ハードルはとても低いと思います。
今書いているブログも、悩みではありませんが、頭の中を整理するという点においてはとても役に立っています。誰かに見てほしいというわけではなく、あくまで自分のため。そう考えると気楽に続けられますし、書いたときの自分の心境を振り返ったときに、あーあのときはあんなことで悩んでたんだとか、思い出すことができて面白いです。