こんにちは。
いよいよ最終章まできました。言語化の魔力の感想シリーズ。
最終章 悩みが消える魔法の方法
【概要】
1 あきらめる
人に相談してもどうにもならない。何とかしよとしているのにどうにもならない。
「あきらめる」は元々仏教の用語で、「明らかに見る」からきている。
「中断」「放棄」「投げ出す」という意味ではなく、「できること」と「できないこと」を見極めること。
悩み続けるのをやめて、ネガティブ感情を手放すこと。
あきらめることはネガティブな行動ではなく、前向きな行動。
〇次に進む言葉
・しょうがない
・まあいいか
・そういうこともある
スマホを落としてしまった。「次に進む言葉」3年使ったし機種変更するか。
2 やめる、手放す
立ちはだかる壁を乗り越えるために努力することは自分の成長に必要だが、自分ではどうしようもないことを無理して続けても、病気になるだけ。
「やめる」という言葉に抵抗があるなら、「撤退する」と考える。
仕事をやめる→転職する
今の勝負で負けても次の勝負で勝てばいい。次のために準備しておけばいい。
3 親切、感謝、他者貢献
他者貢献は究極の悩み解決法
自分からギブ(与える)とギブが返ってくる。
他人に親切にすると、親切にした人、された人の両方にオキシトシンが分泌される。
人に親切にされると感謝の念が湧き上がりエンドルフィンが分泌される。
親切にされたら、親切のお返しをしたくなる。幸せの連鎖が起きる。
ボランティアや寄付だけが他者貢献じゃない。相手が「助かった」「うれしい」「ありがとう」と思うことをすればいい。
相手の気持ちを考えるのが共感する力を向上させるトレーニングになる。
【感想】
悩みはなんとかしなくてはならないもの、少しでも軽くした方がいいもの、と考え行動することが前提にあった上で、最終手段としてあきらめるという選択肢があると分かっているだけでも気持ちが楽になりました。
何か嫌なことがあったときに、次はこうならないようにしようと改善策をとることはもちろんとして、今回はしょうがなかった、そういうこともあるか、と思って、次に進んだ方が生産的ですよね。
最後まであきらめずにやり遂げることが美徳だと思っていましたが、その思いだけでひたすらに続けていると、どこかで病気になってしまうのでしょう。私の職場でもうつ病になった人を何人も見てきましたが、その人たちはみんな仕事に一生懸命で、手抜きをせずに、他人の分まで頑張っていたように思います。ある程度テキトーにやっている人、ミスを指摘されてもヘラヘラしている人でうつ病になった人を見たことがありません。起きてしまったことを引きずるより、まあいっかと割り切って次に進むことで、状況は改善するし、病気にもならずに済むのかなと思いました。
私は他人の気持ちを考えるのがとても苦手です。仕事のつながりでも上司、部下がどう思っているのか分かりませんし、恋愛も彼女の気持ちがよく分からずに長続きしません。相手の気持ちを汲み取ろうという漠然としたものでなく、相手がどうしたら「うれしい」と思うか、という風に具体的な感情をゴールにすれば、多少は行動しやすいかなと思いました。
何個にもわかれてしましたが、「言語化の魔力」はとても勉強になるいい本でした。
3行ポジティブ日記、寝室にスマホを持ち込まない、悩んだら紙に書く、の3つをひとまず実践しようと思います。
皆さんもこの本を読んで、自分が取り組めそうなものから実践して、悩んでいる状況を少しでも改善してみましょう。
それでは。