カボッチャマンブログ

映画、読書の感想、悩み事、楽しかったことなどいろいろ書きます。

読書感想「あなたが上司から求められているシンプルな50のこと」

「あなたが上司から求められているシンプルな50のこと」

濱田秀彦さんが書いた本です。

最近、仕事で上司の考えが分からないと感じることが多く、悩んでいたので、少しでもその悩みを解消できたらいいなと思い、読みました。

気になったところを抜粋して紹介します。

 

No.34 ただ伝えるだけでなく、自分の意見を加えてほしい

クレーム対応(トラブルの対応)を終えた後、上司に報告するときに自分なりの再発防止策を提示する。

相談するときは、「どうしましょうか?」だけで終わらない。「こうしようと思うのですが、どうでしょう?」と自分の案とセットで話す。

自分なりの考えは画期的なものでなくても、上司のヒントになるから、それで良い。

 

No.04 正直に話してほしい

トラブル報告は、

詫び→結末→申し開きの順で話す。

トラブルが起きたとき、部下は自分のせいじゃないということを伝えようと予防線を張ってから話す。上司からすると、トラブルの対応、今後の再発防止策の検討を行うために正確な現状把握をしたい。

部下のせいではないというのも事実だが、予防線を張ってから話すのは、正確な現状把握を阻害することになる。

上司は、部下が予防線を張ってくるのを何回も経験しているため、部下が予防線を張っていることを見抜いていて、そこからトラブルの結末を知らされて、そこを先に話してくれ、となる。

トラブルを招いた担当者として素直に謝ってから、トラブルの結末(納期が遅れる、コストが余計にかかるなど)を話す。一番良いのはその段階で上司が申し開きを聞き入れる状態になっていること。

話す順番を変えることで、上司との関係が少し改善できるかも。

 

No.25 上司の気持ちを察してほしい

上司は自分と同じ意識をで、自分と同じスキルを持っていて、阿吽の呼吸で動いてくれる部下がいたらと思っている。

上司は、そのまた上司からノルマ・目標達成のためにプレッシャーをかけられたり、それはおかしいと思うような指示を受けたりする。

上司は部下にその指示を下ろすが、上司自身がおかしいと思っているので説得力がなくなる。そんなときに察してくれる部下がいてくれたらと思う。

特に管理職は部下の仕事の管理だけでなく、プレイングマネージャーとして自分でもやっかいな案件を抱えていることがある。

そんな上司の気持ちを少しでも察して動けば、上司は嬉しいもの。

察するというのは、とても難しいことだと思う。それでも、ほんの些細なことでも上司がこうしてほしいんだろうなと気付けたときには、自分から行動するか、自信がなければ、〇〇しましょうか?と聞いてみるだけでも上司の気持ちはプラスになるかも。

 

No.30 すぐに着手してほしい

上司から指示されたことにすぐに着手しているか?

すぐにやらない理由が、

・今やっている仕事を止めたくない

・すぐにやると行動を監視されているようで嫌だ

・上司にやっていますよとアピールするみたいで嫌だ

ということなら考えを改める方が良い。

上司は「どうなったのか?」を気にする時間を短くしたい。元々何事もすぐにやらないと気が済まない上司もいる。

すぐやることにデメリットはない。やらずに上司から不満に思われることと天秤にかけ、すぐに着手する。

これはグサリと刺さりました・・・。私も同じ理由でやらなかったことがたくさんあります。入社当時は、上司から言われることを最優先に行っていましたが、自分の計画が崩れ、残業することが多く、それをキッカケに行動を変えました。途中で手を止めるよりキリの良いところでやめた方が仕事がはかどります。今でもそれはそれで正解の一つだと思います。ただ、上司からすれば、自分のことを後回しにされている、頼むより自分でやった方が良かったかな、と思うことかもしれません。次からは、すぐに着手するようにします。

自分が部下に何かを頼む時は、急いでいない場合はそのことをしっかり伝えたり、どうなったか気になるようなことはそもそも頼まないようにしたりするのが良いのかな、とも同時に思いました。

 

No.19 手本となるような身だしなみをしてほしい

クールビスやウォームビスの影響を受けて、服装のスタンダードがかなりカジュアルになった。ボタンダウンシャツや、ノーネクタイの人も多くなった。

上司の中には、部下の服装がカジュアルの限度を超えていると感じている人がいる。

しかし、服装を注意すると、細かいことにうるさい、セクハラだ、と思われるかもしれないと、上司はなかなか注意できない。

基準を「どうすれば信頼感が守れるか」にして、自主規制することが必要。

自分の会社のビジネスと自分の職務という2つの観点から自分の服装を見直す。

取引先の方と会うのであれば、こちらは、相手よりも堅い格好であることが前提。

食品や精密機器を扱う会社であれば、清潔でピシッとしていないと悪い印象を与えかねない。

私は事務職として働いていますが、ときどき取引先の方と会うことがあります。

言われてみると、商品を売ってくれる会社さんは、皆さん堅い格好でこれらていました。

相手との信頼関係を築くうえで、言葉遣い、態度などにばかり気を付けていましたが、そもそもの服装のことは考えていませんでした。

金額の高いものを身に付ける必要はないと思いますが、サイズ感、シルエット、色、などが自分に合ったものを身に付けようと思いました。

この人ピシッとしているなと思われるくらいの格好で仕事をしたいと思います。

 

No.37 きちんとした文章を書いてほしい

以前は、部下が作成した文章を上司が添削し、部下の文章力をトレーニングしていたが、今は上司も仕事が忙しく、それがなくなっている。

そのため、文章力は自分で磨かなければ向上しない。

文章力を上げるには、作業の入口と出口を抑えるのがポイント。

作業の入口:組み立ててから書く

作業の出口:自分の文章をいじめて仕上げる

入口(組み立て)では、骨子を質問と答えの箇条書きで作っていくことが効果的。大切なのは質問と答えができるまで文章を書き始めないこと。

出口(文章の校正)では、校正者モードで自分の文章を見ることが大切。パソコンで作成した文章をプリントアウトして、添削する。パソコンでの修正作業はチェックが終わってからまとめてやる。コツは文章を作成してから、お茶を入れる、体操する、景色を眺めるなど別の行動をしてから行うこと。

私も仕事で文章を書いたり、自分のところに届いた文章にペンで補足をしたり、要約を書いたりする機会が多いですが、毎回苦労しています。

必要な情報は漏らさず、かつ、簡潔にというのはとても難しく思います。

今までは書くべき内容を列挙してから、文章を書いていました。ただ、途中で、あのことに触れた方がいいかな、このことはやっぱりいらないかな、と思って書き直して・・・を繰り返し、結局出来上がった文章が分かりにくい、なんてことが良くあります。おそらく、質問と答えを書ききる前に文章を書き始めてしまったからでしょう。今日から直していきます。