こんばんは。
昨日公開となった、BLUE GIANTの映画を見に行ってきました。
BLUE GIANTは私がこれまで読んだ漫画の中で一番好きな漫画です。この映画の公開が決まってからずっと楽しみにしていました。チケットも予約してスクリーンの真正面でみました。
良かった点とここはちょっと・・・という点がありましたので、書いてみます。ネタバレがありますので、まだ見てない方は、見終わってから読んでください。
まずは、ここはちょっと・・・と思った点から。
①漫画のストーリーと少し違う
映画は映画、と言ってしまえばそれっきりですが、個人的には、マンガ通りのストーリーを期待していました。ソーブルーでのライブは・・・。あれはあれで感動するのですが、個人的は漫画のストーリーの方が良かったです。
②漫画のストーリーが削られている
2時間の映画にまとめるので当たり前ですが、マンガで好きだったシーンが割と削られていてショックでした。師匠が「最高だ」というシーン、アキコさんが「もちろん」というシーン、雅兄が36回ローンでサックスを買って大にプレゼントするシーン、三輪さんとのデート、バーナムとの別れ、などなど感動するシーンが漫画にはたくさんあったのですが、映画では描かれませんでした。
また、雪祈の残酷さというか非情さがイマイチでした。漫画では本当にひどいことを言って、玉田をボコボコにするのですが、映画では少しきつい人くらいのイメージでした。
演奏中のアニメーションは基本CGアニメーションなのですが、それ以外のシーンとのギャップが気になりました。CGアニメーションに慣れていないせいもあるのだと思いますが、違和感を感じました。
次に良かった点を書きます。
①曲の演奏
プロの方が演奏をしているということですごく迫力があって、当然マンガは音がないので、どんな感じなのか分からないままでしたが、映画を見て、あーこういう感じなんだとイメージができました。
②平さん
ソーブルーの平さんがとても良かったです。JASSのライブを見に来た後に雪祈に厳しいことを言うシーンが漫画に忠実で良かったです。声優さんもぴったりでした。
漫画を読んだことがない人が見たら、純粋に感動する作品として捉えられるかもしれません。私としては、マンガの方が感動度が高かったです。映画に漫画にどれだけ忠実かを求めてしまったのが良くなかったかなと反省しています。
映画を見て、マンガも読んでみようと思ってくれる人が一人でもいれば嬉しいです。ぜひマンガを読んでほしいと思います。
スラムダンクが連載していた当時は、その影響でバスケ部に入る人が多かったと聞いたことがあります。それと同じように、BLUE GIANTを見てジャズ、音楽を始めようという人が増えれば良いなと思います。
ヨーロッパ編も映画化したらまた見に行きたいと思います。
こんなところで言っても仕方がないと思いますが、大がハンナを探していて色々な店を回っていることをハンナが聞いて、涙するシーンと、ボリスが娘の誕生日をすっぽかして大のライブに行くためにタクシーをとめるシーンは絶対に入れてほしいです。
この映画に興味をもった方は、ぜひ映画館で見ることをおすすめします。音楽ものということもありますが、あの迫力は自宅では味わえないと思います。ジャズに興味がなくても楽しめる作品であることは間違いないので、そこに抵抗がある人は心配しないでください。
それでは。