カボッチャマンブログ

映画、読書の感想、悩み事、楽しかったことなどいろいろ書きます。

「船を編む」 映画感想

おはようございます。

 

映画「船を編む」を見ましたので、感想を書きます。

 

この映画は、新しい辞書ができるまでを描いた作品です。

 

大渡海という名前の辞書を作る、他の辞書に載っていない新しい言葉をたくさん載せるというものです。辞書がどういう風にできあがるのか全く知らなかったため、驚くことがたくさんありました。

まず、辞書ができあがるまでに10年以上もかかることです。大渡海も最終的に15年かかって完成します。

次に、ものすごい地味でコツコツとした作業が多いということです。どんな言葉をのせるのかの選定、用例の検討、校正作業など、細かい作業をかなりの量行います。映画の中でも出てきますが、ファッション雑誌と比べて校正の回数も多いようです。

抜け漏れがある辞書では絶対にダメという熱意をもった人で、根気強く作業できて、完成までに長い時間をかけられる人でないとこの仕事はできないんだろうなと思いました。

雑誌の方が花があるし、毎月発行できれば結果もすぐに返ってくる、その方が魅力的だと思う人の方が多いと思います。特に現代では、紙の辞書を持つ意味も薄くなっていると思います。

映画の中であった、紙の辞書の意味は、後世に残るというものでした。データでも残るじゃん、とも思いましたが、アクセスできる環境にあるかが問題になる可能性があるから、紙の方が確実なのかなと考えを改めました。

他にも辞書に使う紙は手に吸い付くようなものにしたい、説明の分かりやすさをとことん追求する、など知らなかったことをたくさん知ることができるとても良い映画でした。

 

ぜひ皆さんも見てみてください。

 

それでは。