こんにちは。
田内学さんが書いた、お金の向こうに人がいるを読んだので感想を書きます。
誰が働いて、誰が幸せになるかを考えることが重要
この本で何回も出てきます。
お金があれば何でも解決できる、そう思っていました。だからお金をたくさん稼ぎたいし、将来のためにためておこうと思っていました。
お金は、自分の問題を誰かに解決してもらうための手段でしかなく、お金を払っても問題自体がなくなったわけではなく、誰かが代わりに解決してくれているだけだということがわかりました。
年金問題も取り上げられていますが、老後は年金と別に2000万円必要と騒いだものの、仮に2000万円持っていても働いてくれる人がいなければ、その2000万円には意味はありません。必要なものを買ったり、サービスを受けたりしたいと思う人が増えれば価格はあがり、もっとたくさんのお金が必要になるだけ。
問題を解決するためには、将来働ける人を増やすか、労働の効率を上げるしかない。
お金を払うとき、その向こうには必ず誰かの労働がある。そのことに気付かされました。誰かが働いてくれたから、そのモノやサービスがある。