おはようございます。
樺沢紫苑先生著、「アウトプット大全」を読んだ感想を書きます。
最近、樺沢先生の本を良く読みます。
この本は、そのタイトルのとおり、アウトプットについて、書かれています。
・アウトプットの重要性
・アウトプットの方法
が分かりやすく書かれています。
1つ1つのチャプターが2、3ページ程度ですぐに読めますし、どこからでも自分の興味があるところから読むことができます。科学的な根拠も書かれていますし、図やグラフも充実していて、視覚的に情報が分かりやすく、ストレスなくスラスラと読み終えることができました。
また、アウトプットに絡めて、仕事を効率的に進める方法、人間関係の困りごとを解消する方法、うつ病・生活習慣病の予防などについても書かれています。自分の身近なことに関連づけられていて、とてもタメになる本でした。
仕事術、人間関係などの本をこれまで何冊も読んできましたが、生活は特に何も変わりませんでした。そのたびに「あまり役に立たなかったな」と感じていました。その本のせいにしていたんです。アウトプット大全を読んで、これまで読んだ本が悪いのではなく、本に書いてあることを実践しなかった自分に問題があったことに気づかされました。本に書いてあることを実践しない、行動を変えていないのに生活が変わるわけがない、そんな当たり前のことに気づいていませんでした。
すぐにできることとして
①悩み事や辛いことがあったときには紙に書きだす
②朝イチのメール返信をやめ、TO DOリストの作成に時間をあてる
③先のことばかり考えず、今日(今)やることだけを考える
を実践してみました。
①は効果バツグンでした。紙に書くと自分の感情が整理できるし、何より書いている間に気持ちが落ち着いてきました。
②によって、仕事の進みが若干早くなりました。TO DOリストを上から順に片づけていくので、次に何の作業をしようかその都度考える必要がありませんし、やるべきことが終わっていく達成感をちょこちょこ得られるため、仕事のモチベーションが前に比べて長く続いたように感じました。
③は、正直言ってあまりうまくいきませんでした。調子の良いときにはできるのですが、トラブルが起きたとき、困ったことがおきたとき、その場ですぐに解決できない問題が起きたときなどに、どうしてもこの先もっと悪いことが起きるのではないか、今はどうにかなったけど、後々蒸し返されるのではないか、など気にしても仕方のない将来の不安にとらわれて仕事に集中できないことがありました。中々難しいです。ただ、自分が今そんな状態なんだと自覚できているだけでも、一つ成長したのかなと感じました。
他にも
・泣くことがストレス発散になる(恥ずかしがらずに泣いて良い)
・ぼーっとする時間も大切
・雑談も大切
・電話での連絡の必要性
など、私がこれまで読んできた本には書かれていなかったこと、書いてあったこととは正反対のことも書かれていて、勉強になりました。何より自分の実感に近かったので、自分の考えが肯定されているような感覚がして読んでいて少しうれしくもなりました。
アウトプットすることで、記憶に定着しやすくなるとのことですので、今回書いた内容が私の記憶にどれくらい定着するか、楽しみです。アウトプットの量が足りないと思われるので、これで評価するのは良くないとは思いますが・・・。
それでも効果があったら面白いですね。
今回は以上です。
それでは。