カボッチャマンブログ

映画、読書の感想、悩み事、楽しかったことなどいろいろ書きます。

読書感想「ニューヨークでジャズ・ギタリストとして生きるために、ぼくが実践してきたシンプルなルール」

おはようございます。

 

高免信喜(たかめん のぶき)さんが書いた「ニューヨークでジャズ・ギタリストとして生きるために、ぼくが実践してきたシンプルなルール」を読んだので、感想を書きます。

その前に、この本を読もうと思ったキッカケから。高免信喜さんのYouTube動画を見て、この方を知りました。ギターの基礎練習方法がとても参考になって、人柄も良さそうで、一度会ってみたいなと思うようになりました。タイトルにあるとおり、アメリカのニューヨークで活躍されているということで、会うのは難しいかもしれませんが、日本でライブをやる機会があったら行ってみたいなと思います。

高免信喜さんのCDをネットで探していたところ、この本が出版されていることを知り、読んでみようと思い、購入しました。

 

この本は、タイトルにあるとおり、高免信喜さんがジャズギタリストとして活躍するまでに実践したことが書かれていますが、それが実際のストーリーで書かれていて、内容が入ってきやすい本でした。ジャズギタリストになろうとしている人だけでなく、何なら音楽をやっていない人でも、学べることが多い本だと思います。

全部で23個の項目が設けられていますが、1つ1つがちょうどいい長さで、読書が苦手な私でも毎日少しずつ読み進めることができました。

 

そんな中でも私が一番印象に残ったのは、「Life is Now 今を生きる」です。

高免さんがアメリカでコロナ禍に見舞われ、音楽活動がいつもどおりできなくなっていたとき、1件のオファーを受けるか受けないか考え、オファーを受ける。コンサートは久しぶりで、リハーサルもまともにできていなくて演奏を始めるまで不安になっている。でも、コンサートが始まってからは、時間があっという間に過ぎて、コンサートが終わった後は、ストリーミング配信を見ていた友人たちからメッセージをもらって生きていることの喜びを感じる。

というストーリーなのですが、その中で「やりたことはすぐにやる、会いたい人にはすぐに会いに行く、会いに行けないのなら電話をかける、一瞬一瞬を大切に生きていく」という、この文章がいいなと思いました。

当然社会のルールや道徳を守る必要はあると思います。ただ、今の世の中は小さいことが大きな問題になったり、ひと昔前だったら問題にならなかったことが問題になったり、することがあり、周りの目を気にしたり、反対に周りを気にしすぎたりして、生きにくい部分があるなと感じます。

高免さんもコロナ禍の中、コンサートをやること自体に迷ったり、他のメンバーとの練習がこれまでどおりにできないという状況もあったりしたのだと思います。それでもコンサートをやろうと決意したことは本当にスゴイことだと思います。音楽の素晴らしさを伝えることができる技術と情熱を持っている人がそんな風に活躍しやすい社会になったら楽しいだろうと思います。

私は、やりたいことがあったときに、できない理由、やらない理由を見つけて結局やらないことが多いですが、高免さんの本を読んで、少し考えを変えようと思いました。コンサートに出るという大きなことじゃくても、ここに行ってみたい、これを食べてみたい、とかそういう身近なことから、やらない理由探しをやめて、とりあえずやってみようかなと思います。

 

冒頭にもかきましたが、この本は、音楽をやっていない人でも楽しく読むことができます。ぜひみなさんも読んでみてください。

 

それでは。